伊藤惇夫
著者のコラム一覧
伊藤惇夫政治アナリスト

1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。

「ポスト安倍」が現れないこの国は本当にヤバイ

公開日: 更新日:

 うまい魚の条件は、激しい流れの中で育つことだという。人間も同じ。競い合う中で成長する。ましてリーダーを目指すものならなおさらだ。同時にリーダーは、常に後進を育成することが大切で、いつまでもその座にしがみつき、次の世代の台頭を抑え込もうとするヤツは、その業績にかかわらず、後世に禍根を残す。

 かつて、佐藤栄作は後継候補でありライバルであった福田赳夫と田中角栄を競い合わせることで、自身の政権維持を図る一方、結果的にこの2人を育て上げた。「ポスト佐藤」の座を勝ち取った田中角栄も、経緯はともあれ、結果的に竹下登、羽田孜、橋本龍太郎、小渕恵三と、4人もの総理を育てている。短期間とはいえ、田中派に所属していた細川護熙を加えると、なんと5人に上る。安倍総理自身も、小泉純一郎元総理に育てられ、総理の座に就いたという事実は指摘するまでもない。

 翻って今の自民党はどうか。「安倍1強」もやがては終わりを告げる。だが、見渡してみると、実は「ポスト安倍」候補が全く見当たらないことに気づくはずだ。取り巻きや人事狙いの連中が「安倍4選も」などと言いだす背景には、この“惨状”がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    橋本環奈&坂本勇人が熱愛か 一途な“巨人愛”と意外な接点

  2. 2

    山口達也逮捕の裏に“臨時収入”か TOKIO再結成は完全消滅

  3. 3

    瀬戸大也がラブホ不倫…妻が本紙に語っていた献身ぶり

  4. 4

    菅首相が仕掛ける“野党殲滅”解散…年内なら歴史的勝利か

  5. 5

    菅首相「テルテル外交」相手にされず…米豪政府は“塩対応”

  6. 6

    競泳・瀬戸大也に不倫認めスポンサー激震…夫婦でCM出演

  7. 7

    関ジャニ大倉が濃厚演技 ジャニーズ“脱アイドル化”の兆し

  8. 8

    岸防衛相は「初心者」 ゴッドマザー案件で初入閣した経緯

  9. 9

    菅一族は「地元エリート」 だった 叔父は東北電力の支店長

  10. 10

    巨人菅野「最多勝」で有終の美も…唯一の心残りは“古女房”

もっと見る