伊藤惇夫
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伊藤惇夫政治アナリスト

1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。

「こんなはずではなかった」と私自身、悔恨の念でいっぱい

公開日: 更新日:

 1988年に発覚したリクルート事件。リクルートの子会社だったリクルートコスモスの未公開株が政界、官界をはじめマスコミや財界などにバラまかれた。バブルの時代だったから、株が上場されれば値上がり間違いなし。株を手にした連中は「濡れ手で粟」の大儲けができるという仕組みだった。中でも最も多く受け取っていたのが、自民党の大物政治家たち。中曽根康弘、竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎ら、その顔触れは文字通りオールスターキャストだった。世論は憤激した。窮地に追い込まれた自民党が挽回策として打ち出したのが「政治改革」という名の選挙制度、政治資金制度改正(あえて改革とは呼ばない)である。

 紆余曲折を経て、93年、細川非自民連立政権下で改正は実現した。それが現在の小選挙区比例代表並立制であり、政治資金規正法であり、政党交付金制度である。実をいうと、その作成過程には筆者も自民党のスタッフとして参画している。当時は「政権交代可能な2大政党制の実現」を目指すためには必要な改正だと思い、これを推進する立場だった。だが、今は「こんなはずではなかった」という思いとともに、悔恨の念でいっぱいである。

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