伊藤惇夫
著者のコラム一覧
伊藤惇夫政治アナリスト

1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。

「安倍1強」だと官僚まで腐敗墜落する構図

公開日: 更新日:

 かつて、「政治は三流だが、官僚機構がしっかりしているから大丈夫だ」というのがこの国の“常識”だった。だが、今や完全に「過去の神話」となってしまった。霞が関のモラル崩壊は目を覆うばかりである。

 財務省の前事務次官は女性記者に対し、耳にするほうが恥ずかしくなるようなセクハラ発言を繰り返し、上司である麻生財務相は「セクハラ罪という罪はない」と言い放つ。経産省、文科省のキャリア官僚は覚醒剤、大麻所持で逮捕、文科省の局長(当時)は便宜を図った見返りに自分の息子を医大に不正入学させ……。

 ただ、これらはいずれも人間の道を踏み外した個人が犯した過ち、犯罪だ。より大きな問題は組織ぐるみで引き起こした不祥事のほうだろう。防衛省のイラク日報隠蔽疑惑、森友問題での財務省による公文書改ざん、加計学園の獣医学部認可を巡る文科省、内閣府、厚労省絡みの疑惑、厚労省による裁量労働制に関するデータ不正(捏造?)……。ここ数年、中央省庁が引き起こした不祥事は数えきれないほど。これほど連続的に省庁が不祥事を連発したことなど過去に例がない。なぜ、こんな事態に陥ったのか。背景を探っていくと、やはり「安倍1強」に突き当たる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん“ちょんまげヘア”バッサリでサッパリしたが…自宅で「断髪」は美容師法違反?

    小室圭さん“ちょんまげヘア”バッサリでサッパリしたが…自宅で「断髪」は美容師法違反?

  2. 2
    腸に長方形の影が! 腹痛を訴えるエジプトの服役囚から摘出されたモノは…

    腸に長方形の影が! 腹痛を訴えるエジプトの服役囚から摘出されたモノは…

  3. 3
    小室圭さん「秋篠宮家へ挨拶」でお土産、髪型、服装チェック…「ゴゴスマ」にうんざり

    小室圭さん「秋篠宮家へ挨拶」でお土産、髪型、服装チェック…「ゴゴスマ」にうんざり

  4. 4
    前科前歴16犯で中2女子にわいせつ行為 42歳露出男が“図書館プレー”に目覚めたきっかけ

    前科前歴16犯で中2女子にわいせつ行為 42歳露出男が“図書館プレー”に目覚めたきっかけ

  5. 5
    <38>ドン・ファン愛人の菜々ちゃんが「1日3回」の技を説明し始めた

    <38>ドン・ファン愛人の菜々ちゃんが「1日3回」の技を説明し始めた

もっと見る

  1. 6
    立憲民主の新人善戦で自民13人が大苦戦 中には閣僚経験者が4人も

    立憲民主の新人善戦で自民13人が大苦戦 中には閣僚経験者が4人も

  2. 7
    エンゼルスは大谷翔平の残留に勝算アリ!「二刀流起用を使いこなせるのはウチだけ」の自負

    エンゼルスは大谷翔平の残留に勝算アリ!「二刀流起用を使いこなせるのはウチだけ」の自負

  3. 8
    飲み屋でベロベロ大暴走!20代女性の胸を触り背中に噛み付いた老舗呉服店御曹司の評判

    飲み屋でベロベロ大暴走!20代女性の胸を触り背中に噛み付いた老舗呉服店御曹司の評判

  4. 9
    UR汚職疑惑でも自民党の選挙の顔! NHKはトンデモ発言をファクトチェックすべきだった

    UR汚職疑惑でも自民党の選挙の顔! NHKはトンデモ発言をファクトチェックすべきだった

  5. 10
    西武42年ぶりの屈辱最下位争い 辻監督それでも続投は「松坂大輔の充電」待ち

    西武42年ぶりの屈辱最下位争い 辻監督それでも続投は「松坂大輔の充電」待ち