著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

共産主義と無政府主義の対立を利用 特高警察の泳がせ捜査

公開日: 更新日:
無政府主義者・大杉栄は1923年9月、憲兵大尉の甘粕正彦らによって殺害された(C)共同通信社

 日本共産党は全くの秘密組織であった。今ではその創立の経緯が明らかになっているが、当時は一般には全く知られていなかった。とはいえ知識人の間では少しずつ知られるようになり、共産党は社会主義運動の成果であるソ連をあがめ、人類初の社会主義体制に続いて革命を目指す政党として受け止められた… 

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