暗殺計画も…原発マネー還流事件で再注目される関電の“闇”

公開日: 更新日:

 八木誠会長や岩根茂樹社長ら経営幹部20人に対する約3・2億円の原発マネー“還流”が発覚した関西電力。2日午後、大阪市内で会見を開き、福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に死亡)から金品を受け取っていた人物の氏名や金額を含む調査報告書を公表した。20人中、豊松秀己元副社長と鈴木聡常務執行役員の2人が1億円超を受け取っていた。社内処分を受けたのは6人。八木会長と豊松秀己元副社長が報酬の2割を2カ月返上、岩根社長が同2割を1カ月返上。森中郁雄副社長、鈴木聡常務執行役員、大塚茂樹常務執行役員の3人が厳重注意と発表された。

 ◇  ◇  ◇

「(カネは)一時的に保管していた」「不適切だったが、違法性はない」

 先月27日に会見を開いた岩根社長の説明があまりにデタラメ過ぎたために世論批判が噴出。関電は、あらためて会見を開かざるを得なくなったワケだが、今回の事件を機に、俄然、注目を集めている本がある。2011年12月に発売された「関西電力『反原発町長』暗殺指令」(宝島社)だ。

 ジャーナリストの齊藤真氏によるノンフィクションルポで、舞台は高浜町。内容は、関電のK幹部(当時)が、核燃料を再利用する「プルサーマル計画」に反対する今井理一前町長の“殺害”を、高浜原発の警備を請け負っていた会社の幹部にほのめかしていた――というもの。K幹部は警備会社が原発の警備のために飼育していた大型犬ベルジアン・シェパード・ドッグ(マリノア)を使うことを提案し、「(町長の)喉元を犬に食いちぎらせたれや」などと発言したとされる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    濱田岳は外野の雑音を実力でねじ伏せてきた 同クール2本の連ドラで存在感発揮のワケ

    濱田岳は外野の雑音を実力でねじ伏せてきた 同クール2本の連ドラで存在感発揮のワケ

  3. 3
    元「メロン記念日」大谷雅恵さん 借金500万円で自己破産「生活保護からは脱しましたが、生活は今もギリギリ」

    元「メロン記念日」大谷雅恵さん 借金500万円で自己破産「生活保護からは脱しましたが、生活は今もギリギリ」

  4. 4
    澤村拓一は恩義でロッテ復帰 原巨人また日本人に逃げられ「セットアッパー」穴埋めならず

    澤村拓一は恩義でロッテ復帰 原巨人また日本人に逃げられ「セットアッパー」穴埋めならず

  5. 5
    ガーシー議員74年ぶりの「招状」にも反省ゼロ! SNSの反応は風向きガラリ

    ガーシー議員74年ぶりの「招状」にも反省ゼロ! SNSの反応は風向きガラリ

  1. 6
    三浦瑠麗氏にTV出演見合わせドミノ…胸元が透けた国葬“シースルー喪服”を思い出す人も

    三浦瑠麗氏にTV出演見合わせドミノ…胸元が透けた国葬“シースルー喪服”を思い出す人も

  2. 7
    三笘薫に100億円超えアーセナル入り情報!FA杯リバプール戦マジック決勝弾で移籍金爆上がり

    三笘薫に100億円超えアーセナル入り情報!FA杯リバプール戦マジック決勝弾で移籍金爆上がり

  3. 8
    日本→フィリピン“現金の運び屋”は「ルフィ」渡辺容疑者のオンナがやっていた

    日本→フィリピン“現金の運び屋”は「ルフィ」渡辺容疑者のオンナがやっていた

  4. 9
    超低空飛行のフジ「ぽかぽか」は“コンプラ上等”で「笑っていいとも!」の再来となるか

    超低空飛行のフジ「ぽかぽか」は“コンプラ上等”で「笑っていいとも!」の再来となるか

  5. 10
    中居正広せっかくの復帰も…自ら“年内死亡説”に言及しすぎで「逆に心配」とファンやきもき

    中居正広せっかくの復帰も…自ら“年内死亡説”に言及しすぎで「逆に心配」とファンやきもき