萩生田文科相に“カジノ汚染”問題噴出 コロナ禍の政権直撃
安倍首相が突然の全国一斉休校をブチ上げ大混乱のさなか、教育行政を所管する萩生田文科相に「カジノ汚染」問題が噴出した。カジノ業者からの収賄罪で起訴された衆院議員の秋元司被告は「約2000万円もらっている『IR三羽烏』の議員がいる」と語ったというが、そのうちの「一羽」は萩生田氏なのか。
問題の震源地は、5日発売の週刊新潮だ。「萩生田光一大臣にカジノ汚染の証拠画像」と報道。2018年8月に妻と後援会事務局長夫妻と共にマカオを訪れ、香港のカジノ大手「ギャラクシー・エンターテインメント・グループ」が運営する統合型リゾート施設に赴いた。
同社日本法人のCOOと総支配人から異例の出迎えを受ける厚遇ぶりだったという。COOらが満面の笑みで萩生田氏らを案内する写真が掲載されている。
訪問時期は民間事業者のカジノ運営を可能にする「カジノ実施法」の成立直後。萩生田氏は当時、党幹事長代行で、超党派の「カジノ議連」の事務局長だった。ギャラクシーは現在も日本参入を狙っているとされ、秋元にカネを渡した中国のカジノ事業者とは段違いの大手だ。そんな相手から接遇された萩生田氏は「軽率」のそしりを免れない。