古賀茂明
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古賀茂明元経産官僚

1955年、長崎県生まれ。東大法卒。通産省へ。行政改革などにかかわり、改革派官僚として名を馳せる。2011年に退職、評論活動へ。「日本中枢の崩壊」(講談社)が38万部のベストセラー。近著は「国家の共謀」(角川新書)

コロナだけではない「日本沈没」を示す具体的数字を明白に

公開日: 更新日:

 日本は今、未曽有の経済危機に直面している。既に多くの企業が倒産し、収入が激減した人も巷にあふれる。自殺者も増えるだろう。

 安倍政権の異次元の金融緩和で株価と地価が上昇、円安が進み輸出企業中心に大企業の増益と訪日外国人増加につながった。「アベノミクス」のおかげで景気が良くなったと思っていた人は、現在の経済的苦境は全て新型コロナウイルスという「災難」のせいだと考える。

 しかし、実際には昨年夏ごろが景気のピークで、コロナの前の秋ごろには下降局面に入ったというのが専門家の見方だ。しかも、「好況期」の間も、日本の経済、産業は一貫して没落の道をたどってきた。

 いくつかの数字を見るだけで、「日本沈没」の姿は明白だ。

 米中に次ぐ大国のリーダーを気取る安倍総理だが、両国と日本の国力の差を知る人から見ると滑稽に映るだろう。例えばGDP(国内総生産)で見ると、1990年ごろは日本のGDPは米国の半分以上あったのに、2018年には4分の1にも満たないほどと大差がついた。中国は2010年に日本を追い越したばかりなのに、18年には日本の2・7倍になっている。大人と子供の差なのだ。

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