黒は美しい!パンサー党の逆転の発想は革命的一撃じゃった

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 黒人差別に対する抗議運動が全米レベルに拡大したのは、白人警官が膝で黒人の首を押さえつけ、窒息死へ追い込んだ映像のせいじゃ。しかも8分以上の長さじゃ。アメリカでは1619年に黒人奴隷の売買が始まり、1662年には奴隷制が法制化された。1865年に南北戦争が終結、奴隷たちはやっと解放された。しかし、差別や貧困、日常生活での白人による虐待は、社会の基本的構図として稼働したままじゃった。

 黒人たちは8分の虐殺映像を見ながら、奴隷時代から先祖代々、400年にわたって押し付けられてきた不条理と痛みを、嫌というほど味わったに違いない。

 今回立ち上がった黒人たちや、それ以上に多かった白人や他民族からなるデモ隊には、格別の気品と貫禄がある。感情的な蜂起ではなく、堂々たる異議申し立てじゃ。

 拙僧が目撃したデモに関しては、以前にも特別な感慨を覚えた光景がある。およそ半世紀も前、ベトナム戦争が泥沼に陥り、アメリカは混乱の極致にあった。若者たちは会社を辞めたり、大学をドロップアウトし、東はボストン、西はベイエリアに集結した。ゆるい連中はヒッピー化し、まじめなグループは、自由大学、フリー医療、環境運動、ウーマンリブなど、公共組織の組み替えに取り組んだ。その中で、ある黒人集団による反体制運動が光り輝いておった。

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