【今夜激突】WBC韓国代表を丸裸!3大会連続1次R敗退、期待を裏切り続けて臨む正念場
連覇を狙う日本は、1次ラウンド(R)4連勝で米国の準々決勝Rへ進みたいが、注目は第2戦の韓国戦(3月7日午後7時)。2000年代は黄金期を築き、08年北京五輪金メダル、WBCは06年の第1回大会ベスト4、09年の第2回大会準優勝の強豪も、その後は3大会連続で1次R敗退と苦汁をなめた。とはいえ、日本戦になると闘争心に火がつき、実力以上の力を出すお国柄だ。今回はどんなチームなのか。韓国プロ野球(KBO)に詳しいジャーナリストの室井昌也氏に聞いた。
◇ ◇ ◇
■目標はベスト8
過去3大会は米国行きを逃していますから、今回は1次R突破、つまり、ベスト8が目標です。柳志炫監督(54)は公には口にしていませんが、日本との戦力差を考え、他の3試合を確実に勝ちにいくことを考えています。
投手陣は軸になる絶対的なエースはいません。先発を2、3人つなぐ、継投策になるでしょう。
初戦(5日午後7時)で戦うチェコは昨年11月、韓国に呼んでの強化試合で連勝しました。ここは予定通りの投手リレーで勝利し、中1日となる日本戦に臨みたい。もちろん日本戦も勝ちにいきますが、日本が相手だからということで注力することはない。翌8日の台湾戦はナイター後の正午開始と日程がハードです。戦力を過剰につぎ込むことなく、疲労も残したくない。仮に日本戦を落としても、2勝1敗で前回大会8強のオーストラリア戦に向かうプランです。
野手は粒ぞろいです。かつての李承燁や李大浩のような圧倒的な大砲はいませんが、長打力のある3番タイプが多い。小技や足を使える選手もいてバランスがいい打線が組めます。
ドジャースの金慧成にSFジャイアンツの李政厚は攻守の要ですが、私が最も注目しているのは昨年11月の侍ジャパンシリーズで2試合連続弾を放った22歳の安賢民。彼は肩が強く足もある。デトロイト・タイガースのジョーンズが右打ちのためスタメンから外れるかもしれませんが、若手が活躍すればチームは活気づきます。
■ボーナス
韓国選手の兵役免除は、五輪メダル、アジア大会金メダルに限られます。韓国と日本で行われた02年サッカーW杯のベスト4と、米国での2次ラウンドで、米国と最大のライバルといわれた日本に勝ってベスト4になった06年WBCは特例でした。よって、今回のWBCに兵役免除はありませんが、KBOは1月、成績によるボーナス条件を緩和しました。従来はベスト4から支給されていたものが、ベスト8進出で4億ウオン(約4250万円)を出す。ベスト8に進んで欲しいという願いを強く感じます。
近年、WBCや五輪では国民の期待を裏切っています。それでも国内のプロ野球人気は下火になるどころか、球場への来場者数は右肩上がり。選手をアイドル化する若い女性ファンが激増しています。球場は自治体の保有で、どこも2万人ぐらいで満席になります。韓国のプロ野球は試合の1週間前にならないとチケットが販売されず、売り出すとすぐに売り切れます。高齢者らネット弱者はチケットが取れないことから、試合当日に高齢者専用の窓口ができたほど。コンビニでは球団名の入ったパンや菓子、ドリンクも販売されています。数年前までは考えられなかったことです。この人気に応えるためにもベスト8はマスト。ちなみに、ベスト4、準優勝とボーナスは増額され、優勝なら12億ウオン(約1億2752万円)と高額です。


















