著者のコラム一覧
藤江直人ノンフィクションライター

1964年、東京都渋谷区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後に産経新聞社に入社。サンケイスポーツでJリーグ発足前後のサッカー、バルセロナ及びアトランタ両夏季五輪特派員、米ニューヨーク駐在員、角川書店と共同編集で出版されたスポーツ雑誌「SPORTS Yeah!」編集部勤務などを経て07年からフリーに転身。サッカーを中心に幅広くスポーツの取材を行っている。サッカーW杯は22年のカタール大会を含めて4大会を取材した。

水戸ホーリーホック 創設32年目で初J1昇格、体を張った粘りの守備で愚直に戦っていく

公開日: 更新日:

 独自のチームカラーが数字に反映されつつある。 

 クラブ創設32年目で初めてJ1へ昇格し、特別大会のJ1百年構想リーグ地域リーグラウンドEASTを戦っている水戸ホーリーホックの特徴を示す数字として「32」があげられる。

 第4節を終えた時点の「被シュート数」の合計だ。

 これは横浜F・マリノスの「25」、FC東京の「29」に次いで20チーム中で3番目に少ない。第3節終了時の「18」に至っては堂々のリーグ最少だった。

 今シーズンから指揮を執る樹森大介監督も「被シュート数(の少なさ)に関しては、僕たちも理解している」とこう続ける。

「(シュートを)打たせない、(相手に体を)寄せるというところはこだわってきたので、そこはしっかり表現できているのかな、と。ただ、ちょっとした弱さや隙を見せると失点してしまうのがJ1のレベルなので、そこのクオリティーは上げていかなきゃいけない」

 昨シーズンのJ2リーグを制した要因のひとつに、クリーンシート数でリーグ2位の「16」を、総失点で同2位タイの「34」を記録した堅守があった。 武器をさらにブラッシュアップして臨んでいる百年構想リーグ。数字には表れても、結果にはなかなか結びついていない。

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