イラン攻撃の違和感を読み解くカギ…裏には米シンクタンクが描いた「プロジェクト2025」が
イラン攻撃の直後、トランプ政権幹部は「強い大統領の決断」を繰り返し称賛した。軍事的成功より「絶対的な権力」を当然視するような言い方に、違和感を覚えたアメリカ人も少なくない。その違和感を読み解く鍵が「プロジェクト2025」だ。
■「大統領権力の革命的拡張」
「プロジェクト2025」は、保守系シンクタンク、ヘリテージ財団が描いた第2次トランプ政権の設計図で、「大統領権力の革命的拡張」とも評される内容だ。民主党はこれを、「民主主義を脅かす権威主義の青写真」と批判。しかし有権者が物価など経済問題に関心を寄せる中、ほとんど知られず争点にもならなかった。
トランプ氏は関与を否定するが、多くの政策との重なりが指摘されている。
基本理念のひとつが、政権への忠誠を重視する官僚制度への転換だ。連邦職員の大量解雇を可能にする制度として進められている。さらに国家安全保障強化や「アメリカファースト」の制度化のもと、移民の大量送還など強硬な政策も掲げる。


















