著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

内務省と東京憲兵隊は犬養首相に同情的な報道を禁じた

公開日: 更新日:
海軍青年将校たちに襲われた犬養毅首相の見舞客の対応をする三男の犬養健氏(左)と女婿の芳沢謙吉外相=1932(昭和7)年5月15日、首相官邸(日本電報通信社撮影)

 決行者たちは揃って東京憲兵隊に自首した。午後6時すぎだったという。海軍士官6人と陸軍士官候補生12人だった。

 愛郷塾関係の塾員は午後7時を期して変電所を襲い、東京市内を暗黒にする予定になっていた。そのため自首した軍人や候補生の中には取り調べを受けながら、しきりに時計を気… 

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