著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「白色と赤色の帝国主義と戦う」陳の言葉にトラウトマンは

公開日: 更新日:
ロシアの地を進むドイツのパンサー戦車(1942年=World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ)

 12月26日、駐華大使のトラウトマンは、国民政府の外交部長である王龗惠と組織部長でこの和平工作の担当である陳立夫に日本側の案を渡した。トラウトマンは、こんな案を中国がのむわけはないと知っていた。さらに年内に回答をよこせというに至っては、とても受け入れるわけがないと中国側の意思を… 

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