著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

中江兆民の息子・丑吉と中国の関わり合い

公開日: 更新日:
北京大学でデモを行う革命学生と講師たち=1919年5月4日(C)Pictures From History/ニューズコム/共同通信イメージズ

 パリ講和会議において、日本は中国への権益の確保と人種問題について声高に意見を述べた。しかし他の問題については沈黙を通した。5大国に入ったといっても、先進帝国主義のような政治的力量を持っているわけではない。加えて非白人国としては唯一の国だから、何かと抵抗を受けることを恐れたのだ。… 

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