保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「昭和史を書いたら、私はおかしくなる」という司馬遼太郎の言

公開日: 更新日:
作家の司馬遼太郎(C)共同通信社

 作家の司馬遼太郎は結局、昭和史についてはまったく書かなかった。なぜ書かないのか、その理由をエッセーなどで明かしている。

 たとえば「『昭和』という国家」の中では、昭和という時代を書く気が起きないと言った後で、「書いたらですね、おそらく一年を待たずして私はおかしくなりそうで…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

    阿部巨人が仕掛ける緊急トレード…有力候補はくすぶる「元本塁打王」「元最優秀中継ぎ投手」ら

  2. 2
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3
    悠仁さまは一般入試を一度も受けず難関名門高に入学…皇室でも“例外”は許されないのか?

    悠仁さまは一般入試を一度も受けず難関名門高に入学…皇室でも“例外”は許されないのか?

  4. 4
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    「アンチヒーロー」近藤華にブレークの予感…長谷川博己と互角の「泣きの演技」は両親譲りの“才能”か

    「アンチヒーロー」近藤華にブレークの予感…長谷川博己と互角の「泣きの演技」は両親譲りの“才能”か

  2. 7
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

  3. 8
    女子バレー元日本代表・栗原恵“BIGカップル”昼下がりの目撃談…長身女性“独特の悩み”とは

    女子バレー元日本代表・栗原恵“BIGカップル”昼下がりの目撃談…長身女性“独特の悩み”とは

  4. 9
    マイナ保険証はトラブル続きなのに…河野デジタル相は紙廃止「問題なし」一点張りの厚顔不遜

    マイナ保険証はトラブル続きなのに…河野デジタル相は紙廃止「問題なし」一点張りの厚顔不遜

  5. 10
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず