気になる米トランプ新政権の行方…“スネ傷”の面々が続々と閣僚内定のトンデモ人事

公開日: 更新日:

 来年1月の政権発足を前に人事を本格化させているトランプ次期米大統領。内定している面々を見ると、ひと癖もふた癖もある人物ばかり。トランプ支持者は新たなメンツに狂喜しているというが、果たして空中分解せずに済むのかどうか。

 4つの刑事事件で訴追されているトランプは、司法長官に共和党のマット・ゲーツ元下院議員を指名。トランプ側近のゲーツを司法省のトップに送り込む人事は司法への「報復」と受け止められている一方、少女売春などの容疑で司法省の捜査対象になったことがあるゲーツの起用に批判が続出している。

 スネ傷を抱えるのは、国防長官候補のピート・ヘグセス氏もしかり。退役軍人からFOXニュースの司会者に転じた人物で、政策立案に関わった経験はない。異例の起用が発表された直後に性的暴行疑惑が浮上し、物議を醸している。

 司法、国防長官人事に早速ミソがついているが、トランプはお構いなし。厚生長官には、こともあろうに「反ワクチン活動家」「陰謀論者」として知られるロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名する見通し。ケネディは大統領選に無所属で出馬したが、途中で離脱してトランプ支持に回った。出馬する際、名門ケネディ家から総スカンをくらった“異端児”だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  2. 2

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  3. 3

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  4. 4

    参政党に自民落選組がワラワラ“大移動”の可能性…「このハゲー!」豊田真由子氏が役員就任の無節操

  5. 5

    小泉進次郎氏を元首相3人&現首相が“雪崩支援”の怪情報…自民党総裁選「ジジ殺し」の本領発揮か

  1. 6

    維新またゴタゴタ…現職代議士3人が藤田執行部に反発し集団離党の「同床異夢」

  2. 7

    社民党参院議員ラサール石井氏に聞く 初の議員生活、芸能活動との両立、任期6年でやりたいこと

  3. 8

    混迷の伊東市政…不信任の田久保市長が“論点ずらし”の議会解散→「悲劇のヒロイン」演出の悪あがき

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    “真打ち”か“客寄せパンダ”か? 総裁選出馬と報じられた小泉進次郎氏に尽きない不安…「知識」「教養」「政治経験」何もナシ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い