自民裏金事件の新たな“突破口”なるか? 旧安倍派の高鳥修一氏が立憲・野田代表の「裏金」「脱税」発言を告訴

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 松本氏の参考人招致は全容解明に不可欠だが、ここにきて新たな“突破口”が出てきた。

 旧安倍派所属だった自民の高鳥修一前衆院議員(64)が、立憲代表の野田氏が昨年10月の衆院選の演説の際、高島氏について「裏金」「脱税の疑いがある」と指摘したとして、公選法違反(虚偽事項公表)と名誉毀損の罪で野田氏を刑事告訴したと明らかにしたのだ。

■警察が捜査に入れば、よりコトの経緯の具体的かつ詳細な事実が明らかになる

 高鳥氏は2022年までの5年間に派閥からキックバックされた計544万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、衆院選では比例の重複立候補を党本部が認めず、新潟5区で落選した。

 14日に都内で会見した高島氏は野田氏の発言について、「政治団体に派閥から還付された政治資金について不記載があった事実をもって『裏金をつくった』と断定し、それを政治活動以外に流用したと憶測を重ねて、何の根拠もなく脱税の疑いがあると非難するもの」と指摘。「公党の代表としてあまりに軽率で絶対に許すことはできない」と訴えた。

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