著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(58)オモテから消えた「大東亜戦争」

公開日: 更新日:
GHQは戦時中の政治犯も釈放していった(東京・府中刑務所を出る日本共産党幹部たち、1945=昭和20=年10月10日)/(C)共同通信社

 ここであえて付け加えておくのだが太平洋戦争に関してウラとオモテの関係が逆転したのは敗戦の年の12月8日からである。GHQ(連合国軍総司令部)の命令により、この日の各新聞は「太平洋戦争史」という連載記事を載せるように要求した。

 この記事はアメリカ側に立った戦争史観で、この… 

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