石丸伸二新党「再生の道」に怖さなし 都議選告示まで1カ月…都知事選のような追い風は吹かず

公開日: 更新日:

■候補者の立て方までメチャクチャ

 当の石丸代表は、候補者の情報発信には協力するものの、選挙運動は「基本的に自分でやってもらう」との姿勢だ。候補者は選挙のノウハウがわからなくても無理はない。

 都政担当記者も「選挙区ごとの候補者の立て方がメチャクチャです」と、こう続ける。

「『再生の道』は定数4人の新宿区、町田市にそれぞれ2人ずつ出し、定数6人の杉並区には3人も候補者を立てるとか。これでは票を食い合ってしまい、共倒れする可能性があります。今後は、選挙区の変更など擁立する人数を調整するかもしれませんが、それでも厳しい戦いに変わりはないでしょう」

 石丸本人の勢いにも陰りが見える。昨年の都知事選での公選法違反疑惑が浮上したほか、安芸高田市長時代の市議への名誉毀損裁判の敗訴が確定。先月の滋賀・彦根市長選では、石丸と懇意なことで知られる和田裕行前市長が、現職にもかかわらず落選した。

 もはや、都知事選のような追い風は吹いていないようだ。

  ◇  ◇  ◇

 石丸伸二氏「再生の道」に1100人超えの応募者が殺到したのはナゼ? 関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった