石丸伸二新党「再生の道」に怖さなし 都議選告示まで1カ月…都知事選のような追い風は吹かず
■候補者の立て方までメチャクチャ
当の石丸代表は、候補者の情報発信には協力するものの、選挙運動は「基本的に自分でやってもらう」との姿勢だ。候補者は選挙のノウハウがわからなくても無理はない。
都政担当記者も「選挙区ごとの候補者の立て方がメチャクチャです」と、こう続ける。
「『再生の道』は定数4人の新宿区、町田市にそれぞれ2人ずつ出し、定数6人の杉並区には3人も候補者を立てるとか。これでは票を食い合ってしまい、共倒れする可能性があります。今後は、選挙区の変更など擁立する人数を調整するかもしれませんが、それでも厳しい戦いに変わりはないでしょう」
石丸本人の勢いにも陰りが見える。昨年の都知事選での公選法違反疑惑が浮上したほか、安芸高田市長時代の市議への名誉毀損裁判の敗訴が確定。先月の滋賀・彦根市長選では、石丸と懇意なことで知られる和田裕行前市長が、現職にもかかわらず落選した。
もはや、都知事選のような追い風は吹いていないようだ。
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石丸伸二氏「再生の道」に1100人超えの応募者が殺到したのはナゼ? 関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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