天台宗の性加害問題…宗派から「罷免」の懲戒処分受けた元住職の呆れた言い分

公開日: 更新日:

■報道陣からツッコミ続出

 元住職は叡敦さんに対して、性行為の強要や暴力があったことを認め、謝罪する念書を書いている。会見では、「事実ではないが、叡敦さんの気持ちの整理がつくならと考えて書いた」とした。集まった報道陣からは、「(寺の財産を渡したのが事実であれば)住職による私的流用にならないか?」「(カネを無心して)刑事告訴までしてきた相手に、事実に反する念書を渡すというのは常識的に考えて理解できない」と、ツッコミ質問が続出した。

 叡敦さんの代理人である佐藤倫子弁護士はこう話す。

「元住職側が言う“生活援助”なるものも含め事実と異なる点が多く、大変憤りを感じます。叡敦さんの信仰を利用した虐待という点が抜け落ち、単なる男女の問題とされたことは耐えがたいです」

 元住職の代理人は、会見でこう語った。

「人を助けるのが僧侶なので、こちらから積極的に名誉毀損で叡敦さんを提訴するつもりはない」

 だったら、そんな二次加害まがいの記者会見もしなきゃいいのに。

(藤倉善郎/ジャーナリスト)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体