コメと給付で選挙買収…「たった2万円」じゃあ家計の助けにも景気浮揚にもなりゃしない
備蓄米と現金で国民を幻惑

政策には目的が必要だが、2万円現金給付は邪な選挙対策でしかない。インフレを放置し、インフレ増税を企み、民間任せの賃上げのお題目を繰り返すだけ。
無為無策の極みなのに、生活苦から備蓄米をありがたがる国民性に付け込む悪辣。
◇ ◇ ◇
「典型的な選挙目当てのバラマキ。『侮辱するな』と声を荒らげたのは、痛いところを突かれたからでしょう」
永田町取材歴半世紀の政治ジャーナリスト、泉宏氏はこう苦言を呈した。自民、公明の与党が物価高対策として2万~4万円の現金給付の実施を言い出し、それについて、石破首相が11日の党首討論で追及された時のリアクションである。
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