9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

公開日: 更新日:

 かつての勢いは、すっかり剥げ落ちた。参院選の前哨戦となる東京都議選は22日、いよいよ投開票。13日の告示以来、9日間に及ぶ「首都決戦」で露呈したのは、国民民主党と地域政党・再生の道の予想を上回る凋落だ。玉木雄一郎石丸伸二両代表のメンツは丸潰れ。どちらが、どれだけ獲得議席を減らすのか、もはや負け比べの様相である。

 ホンの数カ月前まで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのが国民民主だ。どの世論調査でも政党支持率は「野党第1党」をキープ。3月には自民党に数ポイント差まで迫る結果もあった。都議選も議席ゼロからの大躍進が予想され、玉木代表も「条例提出権のある11議席」を目標に掲げていた。

 しかし「驕れるもの久しからず」。参院選への山尾志桜里元衆院議員の擁立と一転見送りのドタバタ劇で、党勢はガタ落ち。ガバナンス不全の山尾ショックが都議選にも響き、目下は大逆風だ。

 公認候補18人を立てたが、現状、当落線上にあるのは全て定数4以上の江東区、江戸川区、町田市など片手に余るほど。いずれも最下位当選がやっとである。2ケタ議席の獲得は夢のまた夢のありさまだ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  1. 6

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 7

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  3. 8

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  4. 9

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か

  5. 10

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 2

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  3. 3

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  4. 4

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  5. 5

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 7

    近藤真彦「ヤンチャでいたい」にギョーカイ震撼!田原俊彦をも凌駕する“リアル・ジャイアン”ハラスメント累々

  3. 8

    「モーニングショー」コメンテーター山口真由氏が5週連続欠席…気になる人間関係と体調を心配する声

  4. 9

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  5. 10

    参政党の躍進は東京、神奈川だけにあらず? 地方では外国人規制に“地元ネタ”織り込み支持拡大狙い