著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(36)命懸けで「兵士」を拒んだ男の証言から見える、もう一つの戦場

公開日: 更新日:
徴兵に際しての身体検査を受ける青年ら(1929=昭和4=年4月、日本電報通信社撮影)

 日本軍兵士の戦場体験を語っていく。私の取材で集めた兵士たちの証言、さらには兵士として従軍した折の体験などさまざまな内容をできるだけ丹念に描写していきたいと思う。

 今回から「兵士」になることを拒否した臣民の覚悟の様を以下に語っていくことにしたい。

 あまり語られてい… 

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