著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(40)日本政府の上手を行っていたアメリカ側の戦後調査

公開日: 更新日:
財閥解体に着手するなどGHQは経済の非軍事化と民主化を図った(1946=昭和21=年10月8日)/(C)共同通信社

 戸籍抹消をして、兵士になるのを拒否したケースの話を紹介したが、前回まで語ってきたEの例を詳細に調べているうちに、私は戦時の統計や数字にはカラクリがあることがうかがえてきた。戦争というのは国民が多様な形を持つよう要求する社会事象であると言えるのではないか。戦場で死んだはずの兵士が… 

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