萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

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■萩生田氏の「監督責任」は免れない

 萩生田氏は事務所のX(旧ツイッター)で、政策秘書から辞職の申し出があり、受理したと明かした上で、自身については<今後も自らの職責を全うし、信頼回復に努める>と投稿した。

 だが、ネット上には「秘書だけ。本体の政治家は逃げ切るのか」「責任をとってお辞めください」などと批判コメントがあふれている。

「秘書が勝手にできるような犯罪ではない。それに会計責任者でもない政策を担当する秘書が、なぜ政治資金を管理しているのか。政策秘書は公務員で国費から給料が支払われる。萩生田氏の『監督責任』は免れません。議員辞職しておかしくない重大責任です」(上脇博之氏)

 改正政治資金規正法が昨年成立し、来年1月施行だが、「なんちゃって連座制」だから政治家への厳罰化にはほど遠い。旧安倍派を筆頭に、自民党内では「裏金事件はもう終わった話」になっているというフザケた状況だ。

 萩生田氏は先月25日に、自身のブログで「出処進退」と題して<政治家の出処進退は自分で決める。先輩から受け継いだ自民党の矜持と伝統は総理も共有していると信じます>と、続投を表明した石破首相を批判していた。

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