石破おろしか、続投か…大役を一任された自民党総裁選選管委員長・逢沢一郎の皮算用
逢沢委員長は1954年生まれの71歳。当選13回を数えるベテラン議員ながら、政治家後半生は安倍-麻生ラインに疎まれ長く不遇をかこち、自民党内では一度の閣僚経験もない稀有な存在である。ちなみに石破首相とは当選同期であり、立憲民主党の野田佳彦代表とは、松下政経塾第1期の同窓であり、肝胆相照らす仲でもある。
「逢沢さんからすれば、石破首相は最後のよすが。今さら初入閣には興味ないようですが、国対や議運の委員長経験者ですし、議会人としての自負はあります。石破-野田の大連立政権で額賀(福志郎)衆院議長の後釜狙いでしょうから、体を張ってでも石破を守るでしょうよ」(前出の安倍派中堅議員)
先々のことは見守るしかないが、確かに衆院議長ポストは逢沢委員長にとっては魅力的な誘いであろう。 (特命記者X)