混迷する伊東市 学歴詐称市長「居座り」のモチベーション…不信任可決でもまだ“失職への通過点”

公開日: 更新日:

約85万円の報酬だけじゃない

 田久保市長が居座る理由には「月額約85万円の市長報酬を手放すのが惜しいから」(地元関係者)との指摘もあるが、彼女なりの意地もありそうだ。

「彼女は5月の市長選で、市内のメガソーラー計画の白紙撤回と、前市長が進めた新図書館建設計画の中止を公約に掲げて初当選。学歴詐称問題は当選直後にバラまかれた、たった5行の怪文書<写真〉から始まった。本人は反対勢力にハメられたと思っているフシがあり、売られたケンカは買うタイプ。だから意固地になっているのです」(前出の地元政界関係者)

 1日の定例議会初日の本会議では、百条委員会の出頭拒否、チラ見せ“卒業証書”の記録提出拒否、証言拒否、虚偽証言の4件の地方自治法違反での刑事告発も全会一致で議決される。どんな理由があるにせよ、田久保市長は往生際が悪すぎる。

  ◇  ◇  ◇

 伊東市のナイトスポットでの田久保市長の評判とは?●関連記事【もっと読む】『静岡県伊東市“田久保劇場”震源地のナイトスポットで聞いたナマの声…「市民として恥ずかしい」』で詳報している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?