混迷する伊東市 学歴詐称市長「居座り」のモチベーション…不信任可決でもまだ“失職への通過点”

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約85万円の報酬だけじゃない

 田久保市長が居座る理由には「月額約85万円の市長報酬を手放すのが惜しいから」(地元関係者)との指摘もあるが、彼女なりの意地もありそうだ。

「彼女は5月の市長選で、市内のメガソーラー計画の白紙撤回と、前市長が進めた新図書館建設計画の中止を公約に掲げて初当選。学歴詐称問題は当選直後にバラまかれた、たった5行の怪文書<写真〉から始まった。本人は反対勢力にハメられたと思っているフシがあり、売られたケンカは買うタイプ。だから意固地になっているのです」(前出の地元政界関係者)

 1日の定例議会初日の本会議では、百条委員会の出頭拒否、チラ見せ“卒業証書”の記録提出拒否、証言拒否、虚偽証言の4件の地方自治法違反での刑事告発も全会一致で議決される。どんな理由があるにせよ、田久保市長は往生際が悪すぎる。

  ◇  ◇  ◇

 伊東市のナイトスポットでの田久保市長の評判とは?●関連記事【もっと読む】『静岡県伊東市“田久保劇場”震源地のナイトスポットで聞いたナマの声…「市民として恥ずかしい」』で詳報している。

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