静岡県伊東市“田久保劇場”震源地のナイトスポットで聞いたナマの声…「市民として恥ずかしい」
学歴詐称疑惑には“卒業証書”とされる資料のチラ見せで応じ、辞職した上での出直し市長選を口にしたかと思えば一転、今度は居直りを決め込んだ──。静岡県伊東市の田久保真紀市長の一挙手一投足が連日ワイドショーを騒がせている。辞職を求める署名は1万人分を超えた。一連の騒動を市民はどう見ているのか。お酒の勢いで本音が飛び交い、あらゆる情報が集まるナイトスポットこそ、ナマの声が拾えるはず。日刊ゲンダイ記者は伊東のスナック街を歩いた。
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東京駅から熱海で乗り換えて約1時間20分、現地に降り立った。
伊東は平安時代から続く温泉郷として知られるほか、海水浴にうってつけのビーチを備え、豊かな海の幸も楽しめる。今はハイシーズンとあって、駅前は家族連れや浴衣姿の女性グループ、カップル、外国人観光客でごった返していた。
まずは駅近の居酒屋で伊東の特産物であるキンメダイの煮付けを肴にビールを一杯……のはずが、あまりのうまさに酒が進む、進む。ホッピーセットを注文し、ついでに刺し身や揚げ物を腹に入れてガソリンを補充。なんといい町ではないか。
外へ出ると時計の針は午後8時を回っていた。観光客の姿はすでにまばら。代わりに、色とりどりの看板が一斉に点灯し、通りは昼間とは別の顔を見せる。細い路地に入ると、ネオン街独特のざわめきに心が躍った。