自民党のグダグダ総裁選に国民は完全ソッポ…アンチさえいないお寒い街頭演説に凋落ぶりあらわ

公開日: 更新日:

「相手にされないというのが一番怖い」

 セキュリティー強化で、候補者たちが立つ街宣車は聴衆用エリアからかなり離れた位置にあるため、一体感が得られにくい上、エリア内に入るには荷物検査もある。そうした煩雑さが聴衆を演説会から遠ざけている面もあるだろうが、その条件は昨年の総裁選でも今夏の参院選でも同様だった。盛り上がらない理由はそれだけではないだろう。

 現場に来ていた党の総裁選管理委員会メンバーのひとりは「(聴衆の)反応がない。寂しいね」と話し、集まっていた秘書らも「これはマズいね。自民党は国民に見捨てられたのか。相手にされないというのが一番怖い」と、困惑している様子だったという。

 別の記者も「秋葉原はかつて自民党の『聖地』と呼ばれたのに、これが自民党の総裁選?」と目を疑ったと話す。熱量のなさを候補者たちも感じ取ったからか、「演説会は予定より早くあっさり終了した」(同前)。

 自民党員じゃなければ総裁選の投票権はないし、参院選から2カ月以上続く政治空白に国民は呆れている。大メディアも一役買って電波ジャックに協力しているが、嫌われ自民党の総裁選に、世間は想像以上に冷ややかだ。

  ◇  ◇  ◇ 

 自民党総裁選の行方は? 【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方