自民党のグダグダ総裁選に国民は完全ソッポ…アンチさえいないお寒い街頭演説に凋落ぶりあらわ
「相手にされないというのが一番怖い」
セキュリティー強化で、候補者たちが立つ街宣車は聴衆用エリアからかなり離れた位置にあるため、一体感が得られにくい上、エリア内に入るには荷物検査もある。そうした煩雑さが聴衆を演説会から遠ざけている面もあるだろうが、その条件は昨年の総裁選でも今夏の参院選でも同様だった。盛り上がらない理由はそれだけではないだろう。
現場に来ていた党の総裁選管理委員会メンバーのひとりは「(聴衆の)反応がない。寂しいね」と話し、集まっていた秘書らも「これはマズいね。自民党は国民に見捨てられたのか。相手にされないというのが一番怖い」と、困惑している様子だったという。
別の記者も「秋葉原はかつて自民党の『聖地』と呼ばれたのに、これが自民党の総裁選?」と目を疑ったと話す。熱量のなさを候補者たちも感じ取ったからか、「演説会は予定より早くあっさり終了した」(同前)。
自民党員じゃなければ総裁選の投票権はないし、参院選から2カ月以上続く政治空白に国民は呆れている。大メディアも一役買って電波ジャックに協力しているが、嫌われ自民党の総裁選に、世間は想像以上に冷ややかだ。
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