進次郎氏はコメ政策そっちのけで総裁選に全集中…“農相サボタージュ”に地元からも悲鳴
自民党総裁選に出馬した小泉進次郎農相。22日に告示を迎えてからは、テレビ局などの討論会や党内の会合などで、慌ただしく動き回っている。
24日の午前中は、国会内で昨年の衆院選で落選した元議員らとの会合に出席。午後には日本記者クラブの討論会、夕方からは東京・JR秋葉原駅前での街頭演説会に臨んだ。
進次郎氏は完全に“総裁選モード”に入っているようだ。今週の公務の予定を農水省に聞くと「金曜日の閣議後記者会見以外に、特に公務の予定は入っていない」(報道室の担当者)という。
「大臣がいないので、省内では新しい動きがありません。官僚も総裁選の結果待ちといった様子です」(農水省担当記者)
もはや農政はそっちのけだ。しかし、コメ流通現場では相変わらず、価格の高止まりが続いている。今年度産米は猛暑や渇水などによる収量減の不安から、集荷業者の買い付け競争が過熱。店頭では軒並み、5キロ税込み4000円台後半の高値で販売されている。
こうした米価高騰から、すでに新米の売れ行きが鈍化し、コメ小売業者は資金繰りが厳しくなっている。