自民党のグダグダ総裁選に国民は完全ソッポ…アンチさえいないお寒い街頭演説に凋落ぶりあらわ
落ちぶれ政党の“悲哀”を5人の候補者もひしひし感じたのではないか──。
自民党総裁選(10月4日投開票)は、東京、名古屋、大阪の全国3カ所で順次行われる街頭演説会の第1弾が24日秋葉原で行われた。夕方4時から約1時間、茂木前幹事長、小林元経済安保相、林官房長官、高市前経済安保相、小泉農相の5候補が10分ずつマイクを握って、賃上げや物価高対策など自らの政策を訴えた。
ただ、各陣営の動員などもあり、それなりに聴衆はいたものの、長年、総裁選を取材しているベテラン記者は、「こんな静かな総裁選は初めてで驚いた」と、こう続ける。
「去年と同じメンバーの『出がらし総裁選』だから関心が低いのか、平日の夕方という時間帯を差し引いても、とにかく静かで、熱気がなかった。自民党の総裁選ですから、これまでならアンチの人も集まって、プラカードを掲げたり、声を上げたりがあったけれど、それもほとんどない。林さんの応援団が10人ほど、茂木さん応援の3人ほどが熱烈な感じでしたが、動員された支持者もいつもより少なかった。『高市さんガンバレ』と日の丸の旗を振っていたのは一人だけでした」