「核武装」官邸が闊歩する隔世 こうして「戦後80年」は暮れていくのか
2026年は安倍路線の総仕上げ
昭和100年、戦後80年が暮れようとしている。戦争世代が激減する中、先人の予言通り、戦争を知らない政治家の暴走が加速化している。平和国家の理念は忘れ去られ、「核武装」官邸が相変わらずの人気を誇る年の瀬にマトモな識者には言い知れぬ不安が広がっている。
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27日から9連休、26日が仕事納め、というビジネスマンも多いのではないか。
2025年は「昭和100年」「戦後80年」という節目の年だった。まがりなりにも日本は、戦後80年間、戦争をやらず、平和を守ってこられた。
しかし、このまま平和な時代がつづくのか、不安を強めている国民も多いのではないか。すでに「新しい戦前」「ポスト戦後」がはじまったという見方も飛びかっている。
実際、25年は、時代の転換点だった可能性が高い。象徴的だったのは、結局「戦後80年談話」を出せなかったことだ。
石破首相は、就任直後から「80年談話」を出すことを当然と考えていた。あの戦争について、戦後50年、60年、70年と、10年の節目ごとに歴代政権が「談話」を発表してきたのだから、当たり前といえば当たり前の話である。ところが、安倍派を中心とする右翼勢力が猛烈に反対し、圧力をかけ、潰してしまった。
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