争点は山のようにある 自民圧勝予測で沸く市場 そうは問屋が卸さない

公開日: 更新日:
来日した李在明大統領にお愛想(代表撮影)

 通常国会冒頭解散報道を受けて、刹那のバラマキに期待し、沸く市場。しかし、その裏では長期金利上昇、円安進行。他にもこの選挙は国の形を問う天王山だ。そう簡単に勝てない。

  ◇  ◇  ◇

 外交ウイークまっただ中の高市首相はダンマリを続けているが、衆院解散・総選挙に向けた動きがあっちでもこっちでも本格化している。高市は年頭会見で「国民に物価高対策や経済対策の効果を実感してもらうことが大切だ」と政策実現を優先する姿勢を強調していたが、何のことはない。政権基盤の安定を最優先する党利党略ありきで、23日召集の通常国会冒頭の解散が既成事実化している。

 自民党は13日、全国の都道府県連に対し、次期衆院選の公認候補者を19日までに党本部に申請するよう文書で通知。鈴木幹事長と古屋選対委員長の連名で発出した。

 野党は「2026年度予算成立が遅れる」「大義がない」と猛反発しているが、これ以上モタモタしていられない。比較第1党を目指す立憲民主党もまた都道府県連に対し、安住幹事長名で公明党および支持母体の創価学会と早急に面談し、支援を取り付けるよう指示。野田代表は立憲同様に連合に支えられる国民民主党との候補者調整をめぐり、「現職がいる小選挙区では、互いに候補者を立てないことを鉄則にしたい」とすり合わせを呼びかけたが、あの玉木代表がホイホイのってくるわけがない。「大義がないのにただ調整すると、かえって議席減につながる」とにべもない。

 相変わらず野党をまとめられない立憲内では、「統一名簿」方式で臨む構想が浮上。選挙協力できる野党と新たに政治団体をつくり、比例代表の候補者を同じ名簿に搭載する手法だ。公明との連携深化を念頭にしたアイデアだが、どうなるか。学会幹部からは「立憲民主党はジリ貧」「組むメリットが見当たらない」などの至極もっともな声が上がっている。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,563文字/全文3,357文字)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が石川県知事選の敗北にブチ切れ! NHK調査でも内閣支持率が下落…人気低下の兆しに隠せぬ「焦り」

  2. 2

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  3. 3

    高市首相が高額療養費見直しめぐり「丁寧に議論した」は大ウソ 患者団体を“アリバイ”に利用する悪辣

  4. 4

    国会で、SNSで…「高市早苗の嘘八百」はこんなにある!女性初首相は“真っ黒け”なのに手ぬるい野党の追及

  5. 5

    【スクープ!】自民・鷲尾英一郎陣営が衆院選期間中に違法な有料動画広告を配信! 新潟県警が刑事告発状を受理

  1. 6

    高市首相の訪米につきまとう「外交オンチ」不安 トランプすり寄り一辺倒なら予算案年度内成立は頓挫必至

  2. 7

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  3. 8

    石川県知事選で現職の馳浩氏が展開した異様な“サナエ推し” 高市人気に丸乗りも敗北の赤っ恥

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール