NY発「マムダニ旋風」が民主党主流派を震え上がらさせる理由
だがマムダニが差し出したのは、難解な社会主義イデオロギーではない。「当たり前に暮らせる街を取り戻す」という、誰もが自分ごととして受け止められる、経済ポピュリズムだった。
もうひとつ、決め手になったのは、左派有権者の民主党への怒りだ。トランプの強権的な政治に対応できず、イスラエル支持を続け、富裕層や大口献金者との関係を断ち切れない民主党主流派への不信が、投票行動に表れた。
そのため、民主党主流派は危機感を強めている。このマムダニ旋風が今後、全国の激戦区にどう波及するのか。11月の本選を決めると考えられているのは、民主でも共和でもない無党派層だ。彼らは資本主義やイスラエルを公然と批判する、民主社会主義者に投票するのか?
一方、共和党の予備選では、トランプ推薦候補が次々に現職を下しているが、彼らも無党派層の支持は高いとは言えない。つまり11月の中間選挙は、民主党の左傾化が試されるだけではない。共和党のトランプ化がどこまで無党派層に受け入れられるのかも、同時に問われる選挙になりつつある。



















