麻生副総裁への飛び火を防ぐため? 福岡県議会の議長ポスト金銭授受疑惑に自民党本部の後手

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背景には「蔵内vs反蔵内」の政争が

 一方で金銭を受け取ったとされる当時の幹部らは全面否定。一部金銭受け渡しの録音音声なども公開されたが、それでも「受け取っていない」と否定している。

 そして、大きなポイントは金銭を要求し受け取ったとされる幹部らのトップ、福岡県議会自民党のドンと呼ばれている蔵内勇夫現議長(72)だ。

 今回、吉松氏らが過去の慣例を一掃しようと勇気を出して証言したのは間違いないが、その背景には他にも複雑な事情もあると元県議が明かす。

「簡単に言うと福岡の自民党県議の中にはドンの蔵内氏のやり方に納得できない者もいれば、はじかれた者もいる。そうした『蔵内vs反蔵内』の構図があるので、今後も反蔵内、蔵内潰しの証言が多く出てくる可能性がある」

 これに蔵内氏サイドは全面対決の姿勢だ。

「金銭の要求などしていない。蔵内潰しのでっち上げだ。今後、県議会の第三者委員会などで真相を明らかにして決着をつける」(蔵内氏に近い自民党県議団幹部)

 しかし、あまりにも法外な金銭を、しかも議長ポストに就くためにウラでやり取りしていたということになれば立派な贈収賄だ。払った、いや受っていないと水掛け論が続いているが、福岡県民は自民党へ不信感が募り批判の声も強くなってきている。

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