高市首相が追い込まれ「陳述書」提出で墓穴…中傷動画&サナエトークン両疑惑が蒸し返される大誤算

公開日: 更新日:

秘書の参考人・証人喚問が必要

「陳述書」答弁が問題となった先月22日の衆院予算委員会で、唐突に「近日中に提出」と委員長に懇願したのは高市首相だ。その後、放置していたのに、1カ月も経ってから出してきたのは、25日まで延長された国会日程を睨んでのことだ。

「放送法に関する総務省文書の『捏造発言』でもそうだが、総理は強弁した後、逃げる。陳述書についても、本人はいつものごとくフェードアウトできると思っていた。しかし、24日に衆院予算委の集中審議が設定され、そこで陳述書について質問される可能性が出てきたので、それに間に合うタイミングで出さざるを得なくなったのでしょう」(自民党関係者)

 だが、誰が読んでも陳述書は「言い訳の言い訳」(答弁拒否に遭った中道改革連合の後藤祐一衆院議員)だから、この問題を追及してきた野党は納得していない。

 中道の長妻昭衆院議員は22日の予算委理事懇談会で、秘書の参考人招致を重ねて要求。小川淳也代表も「核心部分は『記憶がない』に終始し、疑惑の解明、終結にはほど遠い。ご当人に参考人として国会に出席いただくことが重要ではないか」とのコメントを出した。

 共産党の小池晃書記局長も「疑惑に全く答えていない。秘書本人に国会に出てきてもらい、参考人や証人の形で話を聞かなければならない。一問一答で疑惑に答えていただくことが必要だ」と言っている。

「ホントにバカなことをしたもんですよ。国会では答弁を議事録に残すことに意味があり、陳述書を答弁に代えてくれだなんて聞いたことがない。自民党内でも散々で、誰も総理をかばえない」(前出の自民党関係者)

 こんな陳述書の内容では到底、真相解明には不十分。24日の集中審議で幕引きとはなりそうにない。身から出た錆で提出に追い込まれた結果、国会最終盤で疑惑について再び注目度が高まったのも高市首相には誤算だろう。内閣支持率下落で野党は攻勢を強めている。高市首相は墓穴を掘った。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相の暴走、デタラメぶりについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市内閣「辞任レース」次にゴールを切る3候補 農相の後釜は早くも週刊誌がマーク

  2. 2

    まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け…地元奈良の選挙区ばかり交付金「最大6.24倍」増額の仰天

  3. 3

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚

  4. 4

    消費税減税法案「衆院スピード通過」の裏にチラつく高市首相“答弁トンズラ作戦”画策の無責任

  5. 5

    イラつく高市首相が国会でも高慢炸裂! 決して非を認めない「完璧主義」に自民党のお仲間からも嫌悪感

  1. 6

    “ヤナ問題”で与野党対決激化! 苦境続く高市首相を脅かす「ドミノ辞任」次の大臣の名前

  2. 7

    高市内閣「辞任ドミノ」次は関芳弘文科相 “脱法スレスレ”パーティー常態化、怪しい会場は議員会館だけじゃない!

  3. 8

    グダグタの横浜市長選…「組織戦の“素人”候補vsカジノ争点化に躍起のパワハラ前職」の展開で終盤戦へ

  4. 9

    自民推薦の「軽い神輿」が“ゼロ打ち”圧勝 横浜新市長の政策語らぬ素人っぷりに漂う不安

  5. 10

    高市首相G7オンライン会合欠席は「業者が間に合わなかった」は本当か? オソマツ対応で損なわれる国益

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  2. 2

    北島三郎「90歳の選択」…都内の大豪邸からホテル住まいで前向き生活

  3. 3

    (2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念

  4. 4

    日テレ森圭介アナは社労士合格 「news LOG」和久田麻由子アナ、さらなる飛躍を目指せる「資格試験」のススメ

  5. 5

    天地真理デビュー55周年「激変近影」とほほ笑みのウラ…たどり着いた“閉じた世界”の安住とは

  1. 6

    YOASOBIドーム公演は大阪・名古屋・福岡でもチケット売れ残り…「1万4000円で座席ガチャ」の不満とアーティストの切実事情

  2. 7

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  3. 8

    日本ハム「織田翔希ドラ1強行指名」に現実味 メジャー挑戦を揺るがす制度変更が“付け入る隙”に

  4. 9

    (1)忍び寄る“暗黒時代”の足音…リーグ連覇の陰で深刻化した「主砲依存」と極度の育成不全

  5. 10

    まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け…地元奈良の選挙区ばかり交付金「最大6.24倍」増額の仰天

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス