ブームに陰り? クラフトジンは日本に根づくか…共同開発で新ジャンル開拓も
クラフトウイスキー「イチローズモルト」人気や、欧州のクラフトジンブームに触発され、日本でも近年、クラフト蒸留所の新設ラッシュが続いた。ウイスキーやジンを製造する蒸留所は、それぞれ全国100カ所を超えるまでに。
そこで造られたクラフトスピリッツ(蒸留酒)は、地域の素材や製法などにこだわり、個性的な酒を提供することでファンを引きつけてきた。
「ですが、急激に成長した反動か、最近では勢いに陰りが出始めている感も。大手のように体力があるわけではないため、今後は、生き残りをかけた企業努力が必要になります」(業界関係者)
そんな中、業界内で話題になっている型破りなチャレンジがある。
8月24日に数量限定で発売された「GOTOGIN peated Gin~厚岸のアロマ~」だ。クラフトジン「GOTOGIN」を製造する五島つばき蒸溜所(長崎)と、クラフトウイスキーの厚岸蒸溜所(北海道)が約2年をかけて共同開発した。
五島列島のシンボルである“つばきの実”などのボタニカルを使用したGOTOGINに、厚岸蒸溜所で造られたウイスキーの原酒や厚岸の湿地から採れるピートなどをジンの手法で蒸留し、ピーテッドウイスキーのスモーキーな味わいと、アロマチックなジンのテイストを融合……要するに、ウイスキーとジンの垣根を越え、“ピーテッドジン”という新たなジャンルをつくろうとしているというわけだ。

















