著者のコラム一覧
永井紗耶子

1977年、神奈川県出身。慶応義塾大学文学部卒。新聞記者、フリーライターを経て、2010年「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。21年、「商う狼-江戸商人 杉本茂十郎-」で第40回新田次郎文学賞を受賞。23年、「木挽町のあだ討ち」で第36回山本周五郎賞と第169回直木賞のダブル受賞を果たす。近著に「青青といく」「めぐる糸」など。

(44)奥にある林の中から数多の目

公開日: 更新日:
イラスト・遠藤拓人

 敵味方の判別はつかぬが、骸はそこここに転がっていた。

 ふと見やると、その奥にある林の中から、数多の目がこちらに向けられているのに気付いた。それは、甲冑など身に着けず、粗末な着物で泥に塗れた顔をした、女や年寄、そして幼い子どもたち。物陰で、連れて来られたらしい女が犯され、… 

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【連載】修羅にうたう

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