「したう」小野寺史宜著│大切な人を慕う思いを描いた、涙と温もりの5つのストーリー
「したう」小野寺史宜著
小玉新一郎は知り合いから生まれたばかりの子犬をもらった。息子、優一郎と同じ日に生まれたと聞いて運命を感じたのだ。
子犬は「小鉄」と名づけられてかわいがられた。同い年でも犬のほうが早く年をとる。優一郎が中学生になったとき、小鉄はもうシニアだった。ある日、優一郎がリードを着けるのを忘れ、小鉄はふと、体が動くうちに独りで外に出てみようかと思った。
外に出たら、ナイフを持った高校生に追いかけられ、必死で逃げた。翌日、朝早く、小玉家にたどり着いた。優一郎が気づいて「何で逃げたんだよ! 昨日ずっと捜したんだぞ!」と言って泣いた。
大切な人を慕う物語5編。 (祥伝社 2200円)


















