高市首相が“参院のドン”放逐で国会の「女帝支配」画策…後任幹事長の人選にも巧妙な意図
「石井さんはこのまま引き下がるような人ではない」
「参院幹事長だった石井さんは、4月に自民の参院議員40人超が参加する『参議院クラブ』を設立。野党を含めた幅広い人脈を持ち“参議院のドン”と呼ばれています。後任となる青木さんとは旧茂木派に所属していた仲間で関係は良好。石井さんは今回の人事に怒っているでしょうが、後任が青木さんだと反対しづらい。高市総理としては、石井さんを切りたいが、40人超の参院勢力を敵に回すのは得策ではないから、あえて石井さんと親しい青木さんを後任に就けたようです」(自民党関係者)
何とも“巧妙”だが、衆院の国対委員長人事でも同じような手法がとられている。
「衆院では、梶山国対委員長が役職から外されました。総理は梶山さんの国対運営に不満タラタラ。『なんで野党を抑えられないのか』とブー垂れていた。一方、後任の国対委員長に就く村井元官房副長官は、ネット番組で総理大臣の国会出席の機会が多すぎると暗に批判していた。高市総理は野党を抑えられない梶山さんを切って、うまく動いてくれそうな村井さんを起用。同時に、梶山さんを敵に回さないよう“格上”の総務会長に就けています」(同前)
これでは、より一層、高市首相は国会に出てこなくなるに違いない。国会運営はさらに乱暴になる恐れがある。
このまま高市首相による“女帝支配”が進んでしまうのか。「そう簡単にはいかないでしょう」と言うのは、石井氏を知る政界関係者だ。
「“聖域”の参院人事に手を突っ込む形で石井さんを切られ、参院自民は怒り心頭でしょう。それに、石井さん自身、このまま引き下がるような人ではない。40人超の『数の力』を背景に対抗措置を取ってくる可能性がある。高市さんは彼らを甘く見過ぎではないか」
そもそも、石井氏を替えても参院は少数国会という状況は変わらない。好き放題やれると思っているのだとしたら、大きな勘違いだろう。
◇ ◇ ◇
今回放逐された石井準一参院幹事長は裏金事件で離党した世耕弘成元経産相の復党に「時期尚早。非常に自分勝手な判断だ。政治家以前に人として信じられない」と、痛烈に批判した人物。関連記事【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。


















