著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ 保阪メモ「昭和史余話」(56)軍部への抵抗を誓い合った近衛周辺の知識人の勉強会

公開日: 更新日:
ウィーンで開かれる世界平和評議会へ出発する安井郁氏(左)と西園寺公一氏(1955=昭和30=年1月15日、羽田空港)/(C)共同通信社

 近衛首相の知的ブレーンの集まり、「朝飯会」は、近衛の個人的な知識人好みを反映している勉強会であった。そのメンバーと一部交錯するのだが、近衛の親友である後藤隆之助が主宰する昭和研究会は、朝飯会の政策プランを現実の政策に落とし込む集団であった。その下部組織の昭和塾は近衛の思想を継承… 

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