「黒い十人の女」バカリズム脚本のブラックコメディー
今からちょうど10年前の2016年10月、連続ドラマ「黒い十人の女」(日本テレビ系)が放送されていた。
思えば、面白い題材を掘り起こしたものだ。ベースとなったのは1961年に公開された市川崑監督の同名映画。9人もの愛人を持つドラマプロデューサーが、裏で手を組んだ女たちに命を狙われるという物語だった。
2度目のドラマ化である本作では、主人公のプロデューサー・風松吉役に船越英一郎が起用された。愛人たちの間を遊泳する姿が妙に、いや見事にハマっている。55年前の映画では、英一郎の父・船越英二が飄々と演じていた役だ。かつて「時間ですよ」(TBS系)で銭湯の番台に座っていた姿が懐かしい。
加えて、「十人の女」たちのキャスティングも大きな見どころだった。まず、一筋縄ではいかない、したたかな妻が若村麻由美だった。こういう役をやらせたらピカイチだ。
愛人として居並ぶのは水野美紀(舞台女優)、佐藤仁美(ドラマAP)、MEGUMI(脚本家)。さらに成海璃子(テレビ局受付嬢)、平山あや(メーク)。そうそう、トリンドル玲奈(若手女優)も参戦していた。


















