がん治療での脱毛の「実際」と「知っておきたい心構え」 いつから抜ける? いつから生える?
乳がんは40代後半から50代、卵巣がんは50代の女性に多く発症する。これらの標準治療に使われる抗がん剤は、副作用として脱毛が起こりやすい。毛母細胞のような分裂の速い細胞に影響する薬剤を用いるからだ。治療を前に、脱毛に対する不安を抱える人も多いだろう。がん治療で起こるさまざまな事例への対処を行うがん研有明病院トータルケアセンター長を務める片岡明美医師に、脱毛の実際と知っておきたい心構えを聞いた。
■ウィッグは「医療用」がベター?
「いつくらいから抜けますか?」「どれくらい抜けますか?」は、患者からよく受ける質問だという。
「脱毛が起こるのは、1回目の投与後10日前後からです。頭髪から抜け始め、その後に眉毛、まつげ、体毛などが徐々に薄くなっていきます。一般的に1~2週間程度で頭髪や体毛がほぼ全て、あるいはかなりの部分が抜けてしまいます」(片岡医師=以下同)
ただし、抜けるタイミングや程度には個人差がある。薬剤の種類、投与量、投与スケジュールによって違いがあるからだ。脱毛がスピーディーな抗がん剤では、抜け始めてから1~2週間で頭髪の8割以上が一気に抜けるという。


















