老舗料亭の御曹司が覚醒剤や大麻所持で逮捕…「金田中」社長ピカピカの経歴とブラックな評判

公開日: 更新日:

「日本三大料亭」と称され、歴代首相や財界人も訪れる老舗料亭の御曹司がシャブを隠し持っていた──。

 覚醒剤や大麻を所持したとして警視庁向島署は11日までに、東京・銀座などで4店舗の料理店を経営する「金田中」社長の岡副真吾容疑者(63)を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。逮捕は9日付。

「違法薬物を所持している」

 警視庁にタレコミがあり、令状を取って港区南青山の自宅マンションを家宅捜索したところ、複数回使用できる量の覚醒剤と、自作の吸引パイプが見つかった。調べに対し、岡副容疑者は容疑を認めているという。

 金田中は、大正時代に創業したお茶屋を岡副容疑者の祖父が譲り受け、1945年に開店した。岡副容疑者は慶大法学部卒業後、渡米。帰国後、金田中に入社し2014年、社長に就任した。趣味は華道と妻に誘われて始めたという社交ダンス。女将を務める妻も慶大法学部卒で、メディアにたびたび登場している。

 岡副容疑者は金田中に入社後、当時の料理長の下で3年間修業し、7年の厨房経験があるそうだが、知識や経験が豊富というわけではなかったようだ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 事件のアクセスランキング

  1. 1

    ニセ裏千家師範が123万円詐欺で逮捕…墓穴を掘ったのは手の込んだ「資格授与」演出だった

  2. 2

    豊洲市場で盗んだマグロのカマを焼いて客に提供…東京湾岸エリア人気居酒屋女将の“商魂”

  3. 3

    プロ注目の大商大強肩捕手が逮捕の衝撃! 初対面15歳女子中学生を毒牙にかけた卑劣行為の一部始終

  4. 4

    宅配ピザドライバーや立ちション男性に言いがかり…35歳「当たり屋」のセコい手口

  5. 5

    「白血病を再発し余命1カ月」と男性客に嘘つき3900万円ダマし取る…美人ソープ嬢の「詐病」がバレたきっかけ

  1. 6

    「武豊の親族」かたり馬券代をダマし取る…78歳無職男“ニセ名刺”チラ見せの手口

  2. 7

    池袋ガールズバー店長がGPSで監視し“立ちんぼ”強要…本番指示に従わない女性に乱暴狼藉の一部始終

  3. 8

    15歳少年がロマンス詐欺で500万円超荒稼ぎの仰天!“スケベオヤジだまし”の悪辣テク

  4. 9

    明治20年創業の老舗寿司店が廃業へ…5代目婿養子「10年前のわいせつ行為」での再逮捕がトドメ

  5. 10

    安倍元首相銃撃初公判を傍聴…鈴木エイト氏が見た山上徹也被告は「ふてくされているようだった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較