袋に仕掛けたGPSに気付かず御用…50歳コメ泥棒のマヌケぶりと呆れた言い訳

公開日: 更新日:

■防犯タグには気づいていたが…

「証拠を隠すためにコメを移したのかもしれないが、そばに防犯タグが放置されていた。防犯タグは音が鳴るようになっていて、現場で男性に発信してもらい、被害者の家から持ち出された盗難品であることを確認した。鈴木は防犯タグが入っていることは認識していたが、『何だ、コレ』と気にもせず、処分しないまま、ほったらかしにしていた。それで足がついた」(捜査事情通)

 調べに対し、「全く心当たりがありません。自宅の玄関前にコメが置いてあったので、それをもらっただけです」と容疑を否認している。

「自分で消費するために盗んだようです。被害者宅はコメ農家ではなく、6畳ほどの冷蔵室で食料品を保管していた。犯行当時、他に金目のものもなく、たまたま置いてあったコメを盗んだ可能性もある」(前出の捜査事情通)

 鈴木容疑者は5、6年ほど前、現在の自宅に転居してきたという。

「長いこと仕事をしておらず、生活保護を受けている母親からもらったお金で暮らしていたようです。親戚が所有する物件を借りて住んでいますが、電気、ガス、水道は止められている。毎日、徒歩5分ぐらいのところにある母親の家に行き、食事や風呂を済ませ、洗濯もしてもらっている。それ以外は自宅にこもりっきりです」(知人)

 電気、ガス、水道代だけでなく、食品を買う金もなくなったのか。

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