袋に仕掛けたGPSに気付かず御用…50歳コメ泥棒のマヌケぶりと呆れた言い訳

公開日: 更新日:

■防犯タグには気づいていたが…

「証拠を隠すためにコメを移したのかもしれないが、そばに防犯タグが放置されていた。防犯タグは音が鳴るようになっていて、現場で男性に発信してもらい、被害者の家から持ち出された盗難品であることを確認した。鈴木は防犯タグが入っていることは認識していたが、『何だ、コレ』と気にもせず、処分しないまま、ほったらかしにしていた。それで足がついた」(捜査事情通)

 調べに対し、「全く心当たりがありません。自宅の玄関前にコメが置いてあったので、それをもらっただけです」と容疑を否認している。

「自分で消費するために盗んだようです。被害者宅はコメ農家ではなく、6畳ほどの冷蔵室で食料品を保管していた。犯行当時、他に金目のものもなく、たまたま置いてあったコメを盗んだ可能性もある」(前出の捜査事情通)

 鈴木容疑者は5、6年ほど前、現在の自宅に転居してきたという。

「長いこと仕事をしておらず、生活保護を受けている母親からもらったお金で暮らしていたようです。親戚が所有する物件を借りて住んでいますが、電気、ガス、水道は止められている。毎日、徒歩5分ぐらいのところにある母親の家に行き、食事や風呂を済ませ、洗濯もしてもらっている。それ以外は自宅にこもりっきりです」(知人)

 電気、ガス、水道代だけでなく、食品を買う金もなくなったのか。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    高市早苗総裁はまだ首相じゃないのに閣僚人事?「内閣の要」官房長官に“激ヤバ”木原稔前防衛相のワケ

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言