カネに目がくらみ…マッチングアプリを悪用した母子“ぼったくり”の手口
麗央容疑者は障害者向けのアプリを使って、障害者から大金をだまし取っていたグループの一員で、これまで13人の仲間がパクられている。
麗央容疑者はアプリで知り合った男性を誘い出す「アポ取り役」として、母親の博美容疑者に目を付け、<メッセージのやりとりをして店に連れて行くだけの楽な仕事で稼げるからやってみない>と口説いた。博美容疑者は息子の指示に従い男性200人と接触して6人の客から約880万円を巻き上げていた。
「博美は麗央から『金がなくて生活が苦しくなった。副業をしようと思っている』と相談を受けた。博美はてっきり、風俗店のキャッチをしていると思い込んでいた。その後、ぼったくりバーで働いていることを知り、『捕まるからやめなさい』と忠告したが、大金を得ていることを聞かされ、カネに目がくらんだ」(前出の捜査事情通)
調べに対し、「息子から誘われた。連絡をとるだけで稼げるならやってみようと、軽い気持ちでやってしまった。旦那と私の稼ぎだけでは生活が苦しく生活費の足しにするために誘いに乗った。止める立場にありながら、お金が欲しくて手伝っていた」と供述している。
仲間内から「気が狂っている」と言われるほど、母子そろってカネにとりつかれていた。