TOEIC替え玉カンニング「三種の神器」と発覚のきっかけ…業者がSNSで公開していた“募集動画”

公開日: 更新日:

 中国人カンニング業者は「小型マイク」「ペンダント型中継機器」「米粒大の極小イヤホン」を替え玉受験生と中国人受験生に渡して不正受験を繰り返していた。

 京大大学院生の王立坤容疑者(27)が他人に成り済まし、同じTOEICの試験会場で受験する中国人男女に解答を伝えていたとして逮捕された事件。警視庁国際犯罪対策課は22日、中国人10人に成り済まして受験したとして、王容疑者を有印私文書偽造・同行使容疑で再逮捕した。王容疑者の逮捕は4回目。

 王容疑者らは事前にカンニング業者から、3~4センチの小型マイクとペンダント型の中継機器、約3ミリの金色の粒状骨伝導イヤホン、機材の使い方を指南する40秒程度のマニュアル動画を受け取っていた。

 動画では、「カンニングセット」の使い方を説明。中国語の音声と字幕で<まずペンダントを首にかける><金属ビーズ(イヤホン)を1つ取り外し、頭を傾けて耳の中に入れ、奥まで滑り込ませる><ブルートゥースからデバイスをみつけ、ペアリングさせる>という解説があった。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  4. 4

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  5. 5

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  5. 10

    ぐっすり眠りたければ寝室のエアコン設定を25度超にしてはいけない