各球団“マー君キラー”に聞いた 楽天・田中将大の「攻略法」

公開日: 更新日:

 この男を打たない限り、日本シリーズ進出は見えてこない。
 24勝無敗、防御率1.27で、球団創設以来、初のリーグ優勝に貢献した楽天田中将大(24)。そんな「日本のエース」を相手にしなければいけないのがロッテだ。

 日本シリーズに出場するためには先に4勝する必要があるが、首位楽天には戦う前から1勝のアドバンテージが与えられている。その上、楽天の初戦先発は田中。「ロッテは最初から2敗しているようなもの」という声すらある。

 そこで今季、田中と対戦成績の良い選手に聞いてみた。「早い段階から狙い球を絞る」と話すのは、9打数3安打のオリックス・駿太(20)。

「僕が狙ったのは、ストレート、チェンジアップ、フォーク。スプリットは狙っても(バットに)当たらない。カーブも捨てました。僕は普段、打てそうな球なら全部打ちにいきますけど、田中さんの場合は球種を絞らないと打てませんね。2ストライクと追い込まれたら、田中さんは全てにおいて別人になる。スピードも制球力も全部変わる。得点圏に走者がいた場合は、さらに凄くなる。だから、なるべくカウントが早いうちから打てる球を絞らないと、田中さんは打てない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ