初のメジャータイトル 小林正則の強さの秘密

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 悪天候のため順延となった最終日の21日、2位発進の小林正則(37)は6バーディー、2ボギーの67で回り、通算10アンダーで逆転勝利。ツアー3勝目を飾った。

「日本オープンのタイトルを取れるなんて思ってもいなかった。半分は早く終わらないかなぁという気持ちで、あと半分はずっとこの気持ちを味わっていたいと、ドキドキしながら回っていた」(小林)

 今年でプロ16年目を迎えるベテランだが、ツアー初優勝は11年のとおとうみ浜松オープン。2勝目は昨年のパナソニックオープンと、遅咲きの苦労人。勝てない時は年収が300万円足らずで、切羽詰まった時期もあったという。

 昨年は国内22戦に出場したが、10試合で予選落ち。アジアンツアーにも参戦した。だから雨で中止が決まった4日目も「予備日は初めてですけど、アジアに行けばサスペンデッドは当たり前」と、動じる様子もなかった。

 アジア各国を転戦する選手は精神的、肉体的にもタフだ。長距離移動など当たり前で、食事や言葉の問題もある。国や地域によっては10メートルの強風や芝が生えそろっていないベアグラウンド、硬いグリーンなど普通だし、ラフに入っても対処法などない。そういった過酷な環境でもまれてきたのだ。

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