ゴリ押しせず「残留」も視野…マー君の見上げたプロ根性

公開日: 更新日:

「日本人メジャーリーガーのパイオニア」といわれた野茂英雄(45)は、夢をかなえるために近鉄とケンカをするという道を選んだ。結果的に野茂は近鉄を退団。背水の覚悟で海を渡り、成功を手にした。

 それに比べると、物分かりの良い発言が目立つのが楽天田中将大(25)だ。17日にメジャー挑戦を初めて口にした会見では、
「ポスティングにかけない、残ってくれと言われたら、そこでまた全力を尽くすのがプロです」
 と言った。

 19日はKスタ宮城で「統一球」を使ってキャッチボール。報道陣に「メジャー公認球は使わないのか?」と聞かれると、「移籍がちゃんと決まれば使う」と話した。

 そんな田中の言動にクビをひねるのが、野茂の代理人を務めた団野村氏。
「(田中は)どんな形でも球団の決定に従うでしょう。野茂がメジャーを目指したときのような『何が何でも』という意思はないのではないか」と「週刊朝日」の12月20日号で語っているが、本当にそうなのか。

 プロ野球ファンで知られる漫画家のコジロー氏は「私はそうは思いません」とこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因